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■東日本に影絵活弁映画「桃太郎外伝! もうひとりの桃太郎」を送り出すプロジェクト。

プロジェクトが立ち上がるまでのこと、趣旨などを書いた「はじめに」をお読みいただいてから、おはいりくださると嬉しいです。

■2012年3月11日開催された>桃太郎pjキックオフ公演「いのちのこと みすゞのこと」の模様をみることができます。

サポート制度の説明   サポーターの皆さん   支援金お振込先



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2012年7月6日~7月8日 福島県いわき市に桃太郎を届けにいってきました。公演後のいわき市の美しい海岸をみせていただき、ここで生きるということの現実を考える3日間でした

■7月7日 いわき市内郷雇用促進住宅LIVE



 

■7月8日 いわき市海岸リポート



 

2012年07月07日

7月7日 いわき市内郷 桃太郎&るいままLIVE





7月7日 いわき市内郷 桃太郎&るいままLIVE




「東北に桃太郎を届けようプロジェクト」が、一番に桃太郎を運んだのは

いわき市内郷の雇用促進住宅で、仮の生活をするみなさんのところ。


7月7日 いわき市内郷 桃太郎&るいままLIVE7月7日 いわき市内郷 桃太郎&るいままLIVE

前日、会場の下見にいって、びっくりするくらい大きく、普通のマンションのような建物に

ちょっと驚いていた。


7月7日 いわき市内郷 桃太郎&るいままLIVE

ここにボランティアとして、月に二回こられている、カトリックいわき教会さんが作ってくれた告知びら。





今回の公演には、多くの方のサポートがあって、それに背中を押されていわきまで来たのだけれど、


公演間際になって、桜ん慕工房のkeikoさんから、大鹿先生がお手玉をお送りしたいといってるのと

7月7日 いわき市内郷 桃太郎&るいままLIVE7月7日 いわき市内郷 桃太郎&るいままLIVE

と80袋ものお手玉を送ってくださり、


バルーンショップmaxiからは、子どもたちとの交流のために風船が寄付され

7月7日 いわき市内郷 桃太郎&るいままLIVE


3人だけで映画とコンサートっていう、るいまま組のなかではかなり地味目な公演が

あっという間に華やかに。




その上、この人がyokohamaから裏方要員として急遽参戦。 びっくりするやん(笑)

7月7日 いわき市内郷 桃太郎&るいままLIVE

朝、こられんっていうたやん(また、だまされた~笑)







さて、7月7日の本番当日。

夜行でいわきに到着した、恵美さん慶子ちゃんと合流。カトリックいわき教会でさっそくのリハーサル

郡山のヤマハさんからお借りするエレクトーンが届くまで、慶子ちゃんはカトリック教会の100年ピアノで稽古。

7月7日 いわき市内郷 桃太郎&るいままLIVE7月7日 いわき市内郷 桃太郎&るいままLIVE

これが、ものすごく心癒やされる音で、その上、みんなに大事にされているというのが解るひき心地。

慶子ちゃんにとっては、このピアノとの出会いが、大きな節目に





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さて、LIVE。 必要最低限の一座だったので、お写真はありません。





事前に何度も、「ここにはいろんな事情を抱えた方がいらっしゃるから」と

いわれていたもので、どんな言葉ではじめたらいいか思いつかず、

言葉については、なにの準備もしないまま、「たなばた」を歌いはじめると、

最初から、みなさんが一緒にうたいはじめてくださって


「かもめの水兵さん、一緒に踊って」といったら、一緒にきゅっと腰もひねってくれて、

どんどん私たちを引き入れてくださいました。




LIVEは一部と二部にわけて、その途中で映画をすることし、

とにかく、映画まで持って行き、あとは恵美さんと慶子ちゃんの名調子がはじまれば

大丈夫だろうと思っていたのだけど

むしろ私が引っ張っていただく感じで、第一部終了。






活弁影絵映画は、もちろん大きな拍手。

福島も「桃の産地」で、桃太郎伝説がありますよねとお話したけれど

そんなに有名ではなかったようで、これは、福島の桃太郎でもなにかかかねばね。






会場にあつまってくださったのは、子どもたちとお母さんやおばちゃんやおばあちゃん。

圧倒的に女性が多く


お父さんたち、ご飯がおわっていっぱいやってんのかね~と言うと笑いが起こり、

いつも、どこにいっても、女性のほうが元気!   

おんなは太陽だものね!






後半のLIVEがはじまり、

「私は、このまちにきて、なにを話していいか思いつかなかった」と話し、

でも、こうして、みなさんが私を受け入れてくれたことで、

私は、みなさんに助けられましたと言ってから、

どんな歌がいいか想像もつかなかったからと、昭和歌謡を歌いはじめると、

どれもこれも一緒に口ずさんでくれて、笑ってくれて

「恋の季節」や「私の彼は左きき」は、ふりをしながら聞いてくださいました。





「私、ここにまた来たいです。一年、一年、みなさんが元気になっていく姿を見たい」



そんな話をして、「春よ来い」を歌う頃から、大きな涙がみなさんの目から落ちるようになり、

会場からのリクエストですと、急遽歌った「ふるさと」で、「水は清きふるさと・・・」と歌い終えたときに


「その水にもっていかれちゃったんだよね・・・」と、最前列のお母さんがつぶやきました。


それは、どんな言葉よりも重く、


「ふるさと」を郷愁だけで歌ったり聞いたり出来ない人ができてしまった。


それを忘れてはいけないのだ。


と、思ったのです。








「私ね、時代って曲をもってきました。でも、みなさんが辛くなるなら歌わないです。

みなさんを悲しませるようなことはしたくない」

と話すと


「るいまま、歌って。歌ってくださいね」

と、そのお母さんがいってくれて、たぶん、今までどこで歌ったときよりも歌詞の意味をかみしめ歌いました。




いわき市内郷にたつ大きなビルに暮らす250戸の人たちは、さまざまな事情でここに集まっています。

地区ごとの仮設住宅と違い、なかなか本音でしゃべれないつらさも抱えているといいます。

だから、これから、ここにコミュニティを作っていく。

ここに、自分たちのまちを作っていく。




写真撮影となって、いろんな方が話しかけてくださいました。

るいままの横で写真撮ろうと近づいてくださる方も。

言葉にはならないまま、しっかり手を握ってくださる方も。




もっともっとお話したかった。もっともっと、ひとりひとりのお話を聞きたかった。



私は旅人で、聞くしかできないけれど、旅人だからもって帰れることもあります。

旅人だから、来年までの時間の変化を強く感じ、みなさんと会えることができます。



ホテルまでの帰り道、恵美さんと、「ここがはじまりだね」と話しました。


ここが、私たちと、内郷に新しい暮らしをつくりはじめたひとたちのはじまり。





また、来るね!!



7月7日 いわき市内郷 桃太郎&るいままLIVE




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Posted by るいまま組 at 23:00│Comments(0)日記
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